アストンマーティン初のSUVモデル、DBXのプロトタイプがテスト走行を開始

2019 DBX - Aston Martin’s first SUV

  • アストンマーティン初のSUVモデルの名称がDBXに正式決定
  • プロトタイプのテスト走行をウェールズのラリー・コースで開始
  • 世界中の過酷な環境で幅広いテスト・プログラムを実施
  • DBX2019年第4四半期に発表予定
 
2018年11月14日、ゲイドン(英国):
アストンマーティンは、ブランド初のSUVモデルの正式名称をDBXに決定し、未来に向けて重要かつ象徴的な一歩を踏み出しました。DBXの開発は順調に進行中で、今回、最初のプロトタイプが製作され、アストンマーティン・チーフ・エンジニアのマット・ベッカーが、ウェールズの過酷なラリー・コースでテスト走行を実施しました。
 
今回のテストに続き、広範囲なテスト・プラグラムが開始される予定です。DBXの最初のテストがウェールズで開始されたのは、このモデルが、ウェールズのヴェール・オブ・グラモーガンに建設中のセント・アサン新工場で生産されるためです。
 
DBX開発の初期段階では、さまざまなシミュレーションが実施されました。今回、最初のプロトタイプをウェールズで走行させたことによって、シミュレーションの結果を“現実の世界”へ移行させる作業が開始されます。今後、このSUVモデルのプロトタイプは、雪と氷に覆われた北極圏、中東の灼熱の砂漠、アルプス山脈のワイディングロード、ドイツのアウトバーンやニュルブルクリンクのノルドシュライフェ(北コース)の超高速コースなど、世界中の最も過酷な環境でテストが実施されることになります。
 
DBXは、アストンマーティンにとって初めてのSUVモデルとなるため、その開発にあたっては専用のテスト・プログラムを実施する必要があります。このプログラムには、SUVモデルの多用途性を反映した新しいプロセス、手順、そして基準が含まれています。DBXは、アストンマーティンならではの力強くバランスの取れたパフォーマンスを備えていますが、そのダイナミックなボディには、従来のスポーツカー・ラインナップの範囲を超えた、多用途性を実現しています。この最先端のSUVモデルは、あらゆる路面に対応可能な高い走破性と、力強い牽引力を備えています。
 
DBXプロトタイプのハンドルを握ったアストンマーティン・チーフ・エンジニアのマット・ベッカーは、次のようにコメントしています。「DBXの開発では、ドライビング・シミュレーターを使用して、さまざまな調整を実施作業しました。これによって、最初のプロトタイプを製作する前に、開発を飛躍的に前進させることが可能になりました。それでも、初期のプロトタイプで実際の道を走れるようにするには大変な労力を必要としますが、このプロトタイプは、ほぼ完璧に近いシミュレーション通りのパフォーマンスを示しています。エンジニアとして、自分たちが開発しているクルマを実際に運転できることは、非常にエキサイティングな体験です。DBXは、従来のアストンマーティンの各モデルとはまったく異なるタイプのクルマですが、あらゆる条件や地形でテストを繰り返して、アストンマーティン・ブランドにふさわしいドライブ体験をお客様にご提供できると確信しています。」
 
DBXは、2019年の第4四半期に発表される予定で、アストンマーティンのセント・アサン工場で生産されます。ラグジュアリー・モデルを生産するこの最先端の工場では、同社初の電気自動車も生産される予定で、アストンマーティンの“電動化の拠点”となります。
 
アストンマーティン・ラゴンダ社長兼最高経営責任者(CEO)のアンディ・パーマーは、次のように述べています。「DBXプロトタイプのテスト走行が開始されたことは、アストンマーティン初のSUVモデルの歴史にとって、記念すべき第一章の始まりを告げるもので、プログラムが現実のものとなった瞬間でもあります。DBXは、ただ単にアストンマーティン初のSUVモデルというだけでなく、セント・アサン工場で生産される最初のモデルでもあります。このモデルとともに、アストンマーティンの長い歴史における、輝かしい新時代が始まることになるでしょう。」
 

 
アストンマーティン・ラゴンダについて
 
アストンマーティン・ラゴンダは、エクスクルーシブなスポーツカーとSUVの製造を専門とする、ラグジュアリー・オートモーティブ・グループです。アストンマーティン・ブランドは、最先端の技術、卓越したクラフトマンシップ、時代を超越したデザインを融合することにより、DB11、Rapide S、DBS Superleggera、Vantage S、Vanquish Zagatoといった先駆的なモデルを生み出しています。ラゴンダ・ブランドは、2021年にラグジュアリーな電気自動車を製造する世界初の自動車メーカーとして復活を遂げる予定です。英国のゲイドンを本拠地とするアストンマーティン・ラゴンダは、ラグジュアリー・カーを設計、製造、輸出し、世界53か国で販売しています。
 
ラゴンダは1904年に、アストンマーティンは1913年に設立されました。この2つのブランドは、1947年にデイビッド・ブラウン卿が買収して統合されました。アストンマーティン・グループは、Dr. アンディ・パーマーおよび新しい経営陣によるリーダーシップの下、2015年にセカンドセンチュリープランを策定し、持続可能な成長を続けています。このプランは、DB11、新型Vantage、DBS Superleggera、新型SUVを含む7機種のニューモデルの導入に加え、ウェールズ州のセント・アサンに新しい生産拠点を開設することを柱としています。

 

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