アストンマーティン、上半期に記録的な利益を計上

売上高は、前年同期比約2倍となる41,040万ポンド
​販売台数は、前年同期比67
%増

2017年上半期のハイライト:

  • DB11の好調な販売により、売上高は94%の大幅増となる41,040万ポンド(2016年上半期:21,180万ポンド)
  • LTM(直近12カ月間の)売上高は、アストンマーティン史上初となる10億ドル(75,000万ポンド)を突破
  • 税引き前利益は、2016年上半期の8,230万ポンドの赤字から2,110万ポンドの黒字に転換
  • EBITDAは、ほぼ4倍となる9,300万ポンドに増加
  • 営業活動からの現金収入は9,460万ポンド
  • 販売台数は67%の大幅増となる2,439
  • 好調を維持した第2四半期の税引き前利益は1,520万ポンド
  • 純負債/LTM EBITDA倍率は、前四半期の2.9から2.4にさらに低下 年間売上予測を83,000万ポンドに、EBITDA17,500万ポンドに上方修正

 

2017年8月25日、ゲイドン(英国):

Aston Martin Holdings(UK)Ltdは、本日、ハンドクラフトによるラグジュアリー・スポーツカーの世界的な需要が高まる中、上半期および第2四半期の財務実績が大幅に改善したことを発表しました。

アストンマーティンは、2017年1月~6月に、2,110万ポンドの税引き前利益を計上しました(前年同期:8,230万ポンドの損失)。売上高は、前年同期の2億1,180万ポンドから、4億1,040万ポンドに増加しました。

第2四半期の税引き前利益は1,520万ポンド(前年同期:5,260万ポンドの損失)、売上高は2億2,200万ポンド(前年同期:1億1,920万ポンド)にそれぞれ増加しました。

アストンマーティン社長兼最高経営責任者(CEO)のDr. アンディ・パーマーは、次のように述べています。

「アストンマーティンは、3四半期連続で税引き前利益を計上して、財務基盤を強化しています。この業績は、新型DB11およびスペシャル・エディション・モデルの販売が好調なことに加え、第二世紀プランと名付けられた変革プログラムの効果が表れていることを反映しています。

 上半期の販売台数は、英国、欧州本土、南北アメリカ、中国における需要の伸びを受けて、前年同期比67%増の2,439台となりました。1台あたりの平均販売価格(スペシャル・エディションを除く)は、25%増加して149,000ポンドとなりました。これは主に、DB11の販売ならびに、ライナップ全体にわたる、より高いオプション装着率によるものです。

 アストンマーティンは、今回の財務期間において、流動性を高め、借入費用を削減し、準備金を増やすために5億5,000万ポンドの借り換えを完了しました。2022年を満期とする優先証券の利息は、満期米ドル建てPIK債券10.25%および社債9.25%に対して、ドル・トランシェ6.50%、スターリング債5.75%です。

 また、営業活動から9,460万ポンドの現金収入を生み出し、上半期終了時点のキャッシュフローは1億2,310万ポンドとなりました。

 利息、税金、減価償却費および償還費計上前の調整後利益(EBITDA)は、2016年上半期の1,940万ポンドから、9,300万ポンドに増加しました。第2四半期のEBITDAは3倍近く増加して5,040万ポンドとなり、EBITDAマージンは22.7%となりました。

 アストンマーティンは、第2四半期にも製品攻勢を継続し、4.0リッター・ツインターボV8エンジンを搭載したDB11を発表しました。このモデルは、300km/hに達する最高速度と、アストンマーティン史上もっとも燃料効率の高いエンジンを組み合わせています。さらに、アストンマーティン初となる完全な電気自動車のゼロエミッション・モデル、RapidEリミテッド・エディションの生産を2019年に開始することを発表しました。

 2017年上半期は、DB11およびV12エンジンを搭載したVanquish SおよびVantage Sモデルの販売が好調でした。Vanquish Zagato Coupeをはじめとするスペシャル・エディションは完売し、レッドブル・アドバンスド・テクノロジーと作業を進めているアストンマーティンValkyrie(ヴァルキリー)ハイパーカーの開発も進行中です。

 事業規模拡大のためセント・アサンに建設中の新しい最先端製造施設の工事は、順調に進んでいます。ここでは、2019年から新型車のDBX SUVの生産が予定されており、これによって南ウェールズに最大750人の新規雇用が創出されることになります。」

エグゼクティブ・バイス・プレジデント兼最高財務責任者(CFO)のマーク・ウィルソンは、次のように述べています。

「上半期の好調な業績は、弊社の事業戦略が軌道に乗っていることを証明しています。四半期の業績は、10期連続で予測を上回っているため、通期の業績も段階的に引き上げることができると確信しています。私たちは、2017年の売上高予測を8億3,000万ドルに、利益予測を1億7,500万ドルにそれぞれ引き上げています。」

アストンマーティンについて

アストンマーティンは、一世紀以上の伝統を誇る、英国のラグジュアリー・スポーツカー・メーカーです。このアイコン・ブランドは、最先端の技術、卓越したクラフトマンシップ、極めて優雅なスタイルを融合することにより、DB11、Rapide S、Vanquish S、Vantage S、Vanquish Zagato Coupeといった先駆的なモデルを生み出しています。英国のゲイドンに本社を置くアストンマーティンは、優れたスタイルとパフォーマンスを誇るスポーツカーを設計・製造し、世界50カ国以上で販売しています。

1913年に設立された同社は、最近、持続可能な長期成長のための第二世紀プランを開始しました。第二世紀プランに基づいて、アストンマーティンのスポーツカー・ラインナップは完全に新しく生まれ変わります。今後登場するニューモデルには、電気自動車のRapidE、DBXコンセプトをベースにした新型SUV、Lagondaブランドの復活に加え、ウェールズのセント・アサンに建設中の新しい製造センターで開発される車両が含まれます。民間企業であるアストンマーティンは、2016年に5億9,300万ポンドを超える売上高を計上し、1,673人の従業員を雇用しています。

詳細については、アストンマーティンのウェブサイト(www.astonmartin.com)をご覧ください。

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https://we.tl/3EGiAAXIif

セーフハーバー声明

本リリースには、Aston Martin Holdings (UK) Limited(以下「アストンマーティン」)の経営陣による、現時点での仮定に基づいた将来の見通しに関する記述が含まれています。将来の見通しに関するこれらの記述は、数多くのリスクや不確実性の影響を受けるため、実際の結果とは大きく異なる可能性があります。これらのリスクには、世界経済の情勢変化、個々の市場や為替相場の変化などが含まれます。

アストンマーティンは、将来の業績および実際に達成した結果が、本リリースに記載された仮定に基づいた数値と一致することを保証しておらず、そのようにならなかったことに関して一切の責任も負いません。当社は、これらの将来の見通しに関する記述を更新する義務を負うものではなく、本リリースの発行後に発生する事象または状況に起因する、これらの将来の見通しに関する記述の改訂を公表することもありません。

当社は、当社の知る限りにおいて、連結財務諸表の要約が、EUによって採択され、2017年6月30日現在におけるアストンマーティン・グループの財政状態および事業を公正に反映している、IAS第34号「中間財務報告書」に従って作成されていることを確認しています。


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