- サーキットで最高のスリルを提供するわずか100台限定のリミテッド・エディション
- AMB 001の最初の納車は予定通り2020年末に実施
2020年6月24日、ゲイドン（英国）：
アストンマーティンとブラフ・シューペリアが共同開発したモーターサイクル、AMB 001の包括的なテストプログラムが、フランスのポーアルノス・サーキットで開始されました。AMB 001は、サーキット専用に設計・開発されたモーターサイクルで、その生産台数はわずか100台に限定されています。最初の納車は、今年の年末に予定されています。今回、伝統的なアストンマーティン・カモフラージュ・モデルのカラーリングが施されたAMB 001の最初のテストが、ポーアルノスで完了しました。
アストンマーティン・エグゼクティブ・バイス・プレジデント兼チーフ・クリエイティブ・オフィサーのマレク・ライヒマンは、次のように述べています。「私たちは現在、新型コロナウイルス感染症の影響による非常に困難な状況に直面していますが、AMB 001の開発に携わった全スタッフの素晴らしい仕事により、大きな進歩を遂げることができました。この特別なモーターサイクルは、弊社の製品ラインアップと同様に、美しいデザインと最先端のテクノロジーを融合し、コレクターの方々が誇りに思える製品に仕上がっています。サーキット内外のテストでこのモーターサイクルをさらに進化させ、この極めて魅力的なマシンの生産が始まる瞬間を今から楽しみにしています。」
プロトタイプによるテストは、開発プロセスの最も重要な要素となっています。このテストでは、開発チームが、シャシーの形状、エルゴノミクス、走行特性などを検証します。アストンマーティンのビークルダイナミクス・エンジニアが、テストによって車両のあらゆる特性を“読み取る”のと同様に、ブラフ・シューペリアのテストライダーも、モーターサイクルの全体的な挙動、コーナリング特性、ブレーキ、加速といった、パフォーマンスのすべての領域をフィードバックします。
ブラフ・シューペリア最高経営責任者（CEO）のティエリー・ヘンリエットは、開発プログラムが順調に進行していることに関して、次のようにコメントしています。「AMB 001のデザインにおける大きな特徴の1つは、カーボンファイバー製タンクの全長にわたって設置され、サドルの下を通って後方へと伸びているアルミニウムフィンです。フィンを保持しサドルをサポートするボディには、フランスのエンジニアリング企業であり、今回のプロジェクトに参加しているMecano IDの専門知識が活用されています。彼らは、航空宇宙産業で採用されている高度なカーボンファイバー技術を、AMB 001に適用しました。
サーキットにおけるテストの焦点はシャシーに当てられていますが、開発プロセスを合理化するために、エンジンのベンチテストも並行して行われています。AMB 001は、量産モーターサイクルとしては非常にユニークな、ターボチャージャー付きのエンジンを搭載しています。その最高出力は180hpに達します。ターボチャージャーのパッケージにはインタークーラーも含まれています。大きなインテークマニホールドを備えたその印象的なラジエーターにより、このVツイン・ユニットは、スーパーカーのエンジンのような外観を特徴としています。
テストプログラムの完了後、AMB 001は、今秋からフランスのトゥールーズにあるブラフ・シューペリアの工場で生産が開始されます。わずか100台が限定生産されるこのモーターサイクルの希望小売価格は、108,000ユーロ（20％の付加価値税を含む）です。詳細につきましては、https://www.astonmartin.com/en-gb/our-world/partnerships/brough-superiorをご覧ください。
このテストプロセスが完了すると、AMB 001は今秋にフランスのトゥールーズにあるブロー・スペリオール工場で生産されます。100サンプルのみが作成され、メーカー希望小売価格はは95,000 EUR (excl. local tax)です。詳細については、https://www.astonmartin.com/en-gb/our-world/partnerships/brough-superiorをご覧ください。
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アストンマーティン・ラゴンダについて
アストンマーティン・ラゴンダは、エクスクルーシブなスポーツカーとSUVの製造を専門とする、ラグジュアリー・オートモーティブ・グループです。アストンマーティン・ブランドは、最先端の技術、卓越したクラフトマンシップ、時代を超越したデザインを融合することにより、Vantage、DB11、DBS Superleggeraといった先駆的なモデルを生み出しています。 ラゴンダ・ブランドは、ラグジュアリーな電気自動車を製造する世界初の自動車メーカーとして復活を遂げる予定です。英国のゲイドンを拠点とするアストンマーティン・ラゴンダは、ラグジュアリー・カーを設計、製造、輸出し、世界51か国で販売しています。
ラゴンダは1899年に、アストンマーティンは1913年に設立されました。この2つのブランドは、1947年にデイヴィッド・ブラウン卿が買収して統合されました。アストンマーティン・グループは、Dr. アンディ・パーマーおよび新しい経営陣によるリーダーシップの下、2015年にセカンドセンチュリープランを策定し、持続可能な成長を続けています。このプランは、DB11、新型Vantage、DBS Superleggera、新型SUVを含む7つのニューモデルの導入に加え、ウェールズ州のセント・アサンに新しい生産拠点を開設することを柱としています。
ブラフ・シューペリアについて
ブラフ・シューペリア・モーターサイクルは、1919年に英国のノッティンガムでジョージ・ブラフによって設立されました。ブラフ・シューペリアは、喧騒と動乱の1920年代に、スリルを求めるレコード・ブレーカーとジェントルマン・ライダーに支持された、最速かつ最高のスタイルを備え、最も高価なモーターサイクル・ブランドでした。ブラフ・シューペリアの最も有名なファンは、『アラビアのロレンス』のモデルとなったトーマス・エドワード・ロレンスで、7台のモデルを所有していました。
2013年、ブラフ・シューペリアは、世界中の主要なモーターサイクル・メーカーで働いてきた経歴を持つ、非常に有名なモーターサイクル・デザイナー、ティエリー・ヘンリエットによって再建されました。彼は、最も有名なジョージ・ブロフのモーターサイクルであり、アラビアのロレンスのお気に入りだったSS100を復活させることから新たな事業を開始しました。
新時代のブラフ・シューペリアは、アールデコといったクラシック・デザインのDNAを受け継ぎ、独自の技術と最高の素材で現代の基準を超えるモーターサイクルを開発してきました。今日、ブラフ・シューペリアは、優れた品質、高性能、正確なハンドリング、素晴らしいライディング体験を提供する、3つの豪華でモダンなクラシックバイクを製造しています。
これらのユニークなモーターサイクルは、フランスの航空宇宙産業の拠点となっているトゥールーズで、一部のエンジンを含めて完全に統合された製造プロセスを用いてハンドメイドされ、世界中に出荷されています。
